事例
Certas Energy社、インテリジェント オートメーションによりサプライヤからの請求書処理を93%高速化
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"PTT Groupでは、自動化プログラムを構築し、成功を収めました。インテリジェントオートメーションによる効率化に対する需要は高まっており、タイ国内の他の企業と当社の学びを共有できることを嬉しく思います"パタナチャット・カンガウェキン(Pattanachat Kangawekin)氏 PTT Digital Solutions、IPACリード
PTT Group(Petroleum Authority of Thailand)は、タイ国内の石油製品の探査、生産、精製、流通を担う国営組織です。約25,000名の従業員が、タイ国民へのエネルギーの安全かつ安定した供給を保つため重要な役割を果たしています。PTT Digitalは、PTT GroupへのITサービスを提供する組織で、SS&C Blue Prismデジタルワークフォースの積極的な支援を受けながら、デジタルトランスフォーメーションに取り組んでいます。PTT Digitalは、自動化プログラムの成功を基にIntelligent Process Automation Center(IPAC)を設立し、これまでに得た知識と特定の自動化技術をタイ国内の企業と共有することになりました。
PTT Groupは、PTT Exploration and Production、Thai Oil、PTT Natural Gas、Global Power Synergy、PTT Retail Businessといった多数の子会社や関連会社を運営しており、それぞれがエネルギー分野のさまざまな面に特化しています。業務効率は重要ですが、複数の大規模な子会社の円滑な事業運営の維持は困難を伴います。各組織の財務チームは、月末報告書の作成や銀行調整など、複雑で時間がかかり、多くの場合は反復的な作業を行っています。PTT Groupは、こうしたプロセスを効率化し、財務担当者の生産性を向上したいと考えていました。
PTT Digitalは、5年前にロボティックプロセスオートメーション(RPA)を導入しました。まず、主要な財務プロセスを中心に導入を始め、その後、PTT Group全体に拡大し、サプライチェーンやITなどの他の業務部門にも対象を広げました。
RPAがプラスの影響をもたらした分野の1つは、銀行調整です。これは社内の記録が銀行の記録と一致していることを確認し、不一致の特定と解決に役立つプロセスです。SS&C Blue Prismデジタルワーカーは、自動照合、明細書の検証、社内システムへの記録のアップロード、メール通知の送信を支援します。デジタルワーカーは手動プロセスよりも72%処理を高速化し、月560時間(70日)をビジネスに還元しています。
重要な月末処理も一変しました。プロセスを自動化する前に、チームはデジタルワーカーの処理に最適なプロセスに再設計しました。現在デジタルワーカーは、複数のExcelスプレッドシートからデータを取得し、関連するすべてのデータを1つのスプレッドシートに集約しています。次にSAPにログインし、アプリケーション固有のルールに従って必要な手順を行い、報告書を完成させます。この報告書の作成にかかる時間が85%短縮されました。
PTT Digitalは多くの自動化を成功させ、その成功をPTT Group全体に、またそれ以上にすみやかに拡大させたいという思いから、IPACを設立しました。このチームでは、デジタルトランスフォーメーションを加速させ、ビジネス全体でのRPA導入を目指しています。IPACが新しい自動化を開発すると、それをビジネス全体で簡単に再利用できます。これにより、PTT Groupは時間とコストを節約し、自動化の迅速な導入が実現しました。IPACは、その自動化と知識を他のタイ企業に提供し、RPAを活用して業務プロセスを改善することで、プログラムを次の段階に進め、新しい収益源を作り出しました。
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