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資産管理の自動化 - 主要なテクノロジートレンド
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アセットマネージャーにとって、テクノロジーとデータが資産管理会社を支える方法は大きく変化しています。組織に適切なテクノロジーを組み込む重要性を理解している戦略的なビジネスリーダーは、運用モデルの隅々まで広範囲にわたるメリットをもたらし、会社が最優先する事業目標の達成を加速できます。
資産管理会社は、すでにテクノロジーへの投資から目に見えるリターンを得ています。デジタル化された運用モデルは、コスト削減、効率アップ、運用資産(AUM)収益の増加、および利益率の向上に役立っています。また、マーケットシェアを拡大するための競争優位性も同時に獲得しています。それでは、従業員や顧客の満足度向上といった目に見えないメリットについてはどうでしょうか?
このブログでは、次のトピックについてお話します。
テクノロジーに関して言えば、資産管理者が望ましい投資収益率(ROI)を達成する能力に影響を与える要因は複数あります。以下のものが含まれます。
日に日に拡大し続ける複雑なデータユニバースは、企業がデータを統合、標準化、分析し、情報に基づいた意思決定を行う能力に影響を与えています。企業は、深く有意義な洞察を得るために、さまざまな形式のデータセットをより多く活用する必要があります。そのため、従来のテクノロジーやインフラストラクチャでは、量、種類、データソースの増加に対応するために拡張するのが難しくなっています。社内の価値の高いデータサイエンスチームやテクノロジーチームは、膨大な量のデータクレンジング、統合、正規化を手作業で行わなければならないというプレッシャーにさらされています。その結果、テクノロジーから得られるリターンは減少します。
「世界のデータ作成量は、2025年までに180ゼタバイト以上に成長すると予測される」
サイロで活動する専門家チームは、独自のテクノロジーを使用して独自のプロセスを構築するのに忙しく、ときには独自のチームカルチャーが生まれることもあります。このようなアプローチで運営されている企業は、通常、同類の機能を持つ複数のプラットフォームを使用しており、結果として高価な異種のシステムで構成されるポートフォリオが拡大しています。従業員は、同じ情報を複数のシステムに入力するために時間を浪費します。企業のエンドツーエンドワークフローの非効率性、多数のプラットフォームおよび複数のサードパーティベンダーとの関係維持にかかる過剰なコストはすべて、テクノロジーのROIに悪影響を与える可能性があります。
「金融サービス組織の64%が、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)とビジネスプロセスマネジメント(BPM)を1つの連携プログラムに統合する最大のメリットは、部門をまたぐエンドツーエンドのプロセスにもたらす価値を拡大できることだと考えている」Forresterが実施したTotal Economic Impact™調査より 対象:組織内でRPAやBPMを担当する北米、EMEA、APACの166名の意思決定者
時代遅れのテクノロジーを使い続ける企業は、新しい資産クラスの提供やデジタル顧客体験の改善といった、新しい市場の課題や需要に適応する能力が制限されるというリスクを抱えています。レガシーテクノロジーは、企業が規制の影響に迅速に対応することを妨げ、社内プロセスの調整、別のテクノロジーパートナーへのアウトソーシング、または社内での新しい機能の構築を余儀なくされる可能性があります。これらはすべて、時間とコストのかかる解決策であり、企業の競争優位性と収益性を危険にさらします。
テクノロジーとデータは資産管理を手がける企業の基盤であり、すべての部署、チーム、個人が日々最適なパフォーマンスを達成するために役立っています。ROIは、正味の現在収益率を、メンテナンスコスト、プロジェクト管理、その他の投資関連コストを含むプロジェクトコストで割ることによって計算されます。
言い換えれば、ROIは、投資の総コストに対するROI純利益の比率です。技術スタックのROIを適切に測定するための主な指標には、次のようなものが挙げられます。
テクノロジーへの投資には、ビジネスケースの作成が必要です。これは、ビジネスを取り巻く主要な利害関係者の同意を得るための重要なステップであり、ROIの計算は、ROIがマイナスにならないようにするために必要な過程です。
アセットマネージャーは、テクノロジーへの投資と事業目標を明確に結びつける必要があります。これは、情報技術(IT)チームが、不確実な環境下で企業のミッションクリティカルな優先事項を実現するための戦略的パートナーであることを示しています。これに対応して、企業はテクノロジーを見直して統合し、運用モデルを一斉に進化させる必要があります。
「金融サービス企業の77%が、インテリジェントオートメーション(IA)が今後2年間のビジネス成長にプラスの影響を与えると考えている」Forresterが実施したTotal Economic Impact™調査より 対象:組織内でRPAやBPMを担当する北米、EMEA、APACの166名の意思決定者
そのため、多くの企業が可能な限りの業務の自動化を検討しています。運用モデルとテクノロジーモデル全体を自動化でつなぐことで、既存のスタッフを拘束したり、人材を増やしたりすることなく、作業をより迅速に完了して、テクノロジーへの投資収益を最大化することができます。
SS&C Blue Prismは、コスト削減や生産性の向上から、顧客満足度の向上や運用資産の成長の加速まで、ビジネス全体にわたりあらゆるレベルで業務を完全に変革するお手伝いをします。テクノロジー投資のリターンを今すぐ手に入れましょう。
「金融サービス企業の49%が、RPAとBPMをインテリジェントオートメーションプラットフォームに統合することを計画している」Forresterが実施したTotal Economic Impact™調査より 対象:組織内でRPAやBPMを担当する北米、EMEA、APACの166名の意思決定者
私たちは、ベストプラクティスの運用モデルと包括的なパートナーエコシステムに囲まれたインテリジェンス、オーケストレーション、自動化により、お客様が仕事について再考し、顧客に革新的な結果を提供するために必要なものをすべてまとめてお届けします。
AIを活用した統合プラットフォームは、お客様のビジネスを完全に可視化して、人、プロセス、テクノロジーをつなぎ、組織全体の仕事をエンドツーエンドで強化・管理しながら、結果を継続的に改善します。
SS&C Blue Prismは、資産管理会社が、データ、サイロ、レガシーテクノロジーがもたらす課題を克服することで、業務を見直し、革新的な成果を導き出すことを可能にします。そのために、私たちは以下のことを行います。
インテリジェントオートメーション(IA)の力が真に発揮されるのは、次のような場合です。
プロセスインテリジェンスは、運用に関する深い洞察を提供します。これにより、設計と構築の時間とコストを節約しながら、よく機能している部分、効率化が必要な部分、改善すべき課題、次に自動化すべきビジネスプロセスについて正確に把握できます。プロセスオーケストレーションでは、重要なタスクに優先順位を付け、人とテクノロジー間の引き継ぎを効率化して遅延を回避できます。プロセスオートメーションは、従業員が行う必要のない作業を自動化するだけでなく、真に重要な業務に集中できるようにします。プロセス開発により、市場のペースと顧客の需要に合わせて行動できるようにし、迅速な対応、俊敏な拡張、そして顧客に最も近い人々への支援を可能にします。
SS&C Blue Prismのインテリジェントオートメーション(IA)は、プロセスのオーケストレーション、オートメーション、開発を統合し、そのすべてに人工知能(AI)を組み込むことで、人とデジタルのワークフォース全体を統合し、仕事をエンドツーエンドでつなぎ、企業全体で優れたパフォーマンスを実現するのに役立ちます。
データ管理プラットフォームは、さまざまなデータソースからのデータを収集、解釈、整理、実行するのに役立つ貴重なツールとして、統合プラットフォームを支えます。ビジネスアナリストは、クライアントが新しい洞察を得られるように、最新のAIアルゴリズムを使用して、情報に基づいた意思決定をサポートするパターンと傾向を特定します。資産管理会社にとって、これはより戦略的なビジネス上の意思決定を行うためのより良い洞察となり、クライアントの投資に関するより良い意思決定 となります。
SS&C Everywhereを使用すると、次のことが可能になります。
データが優位に立つ中で、これを戦略的に活用できる資産管理会社こそが、意思決定プロセスに革新的な変化をもたらし、市場や顧客の状況の変化に迅速に適応する能力を手にすることができます。
IAと単一のデータプラットフォームを活用することで、大きな成果を上げ、テクノロジースタックから適切なROIを得ることができます。これはいくつかのカテゴリに分類されます。
効率化されたプロセスと、ビジネス全体でのより優れた効果的なリソース使用率による、効率、生産性、コストなどの運用改善には、次のようなものが挙げられます。
より高価値な業務や成果に集中する時間の確保による、成長と競合優位性の向上。
より有意義で価値の高い業務と、より優れた顧客サービスと対応によって、顧客と従業員の両者の体験が改善されます。これには、以下のものが含まれます。
資産管理を手がける弊社のお客様は、完全な単一プラットフォームアプローチを採用し、SS&C Blue PrismのIAソリューションスイートのサブコンポーネントを活用することで、並外れたリターンを達成しています。
Invescoは、新しく機敏な市場参入企業や現代の需要に先行するために、運用効率の向上、リスクの低減、コンプライアンスの強化、コスト削減を目指しました。同社ではすでにバックオフィスプロセスにSS&C Blue Prismデジタルワークフォースを導入しており、フロントオフィス業務への拡張を検討していました。顧客に対応するこれらの業務では、生涯をかけて貯めた資金の投資に伴う顧客のストレスを軽減させるために、ポートフォリオマネージャーやアナリストには親身で思いやりのある投資プランの作成が求められます。
SS&C Blue Prismのデジタルワーカーは現在、Invescoのバックオフィスとフロントオフィスの舞台裏で活躍し、エンドツーエンドでタスクを完了させています。それだけでなく、同社のデジタルワークフォースは、世界中の35の業務部門と補助部門で165のプロセスを積極的に運用しています。その変革は、次のことを達成するのに役立ちました。
デジタルワーカーのチームがレポートを生成することで、アナリストはクライアントにとってより付加価値の高い業務に集中できます。Invescoは社内のオートメーションプログラムを拡大し、RPA、デスクトップオートメーション、SS&C | Blue Prism®オートメーションライフサイクル管理(ALM)の導入、ワークフロー、光学式文字認識(OCR)、機械学習(ML)、データの可視化を含めました。
非常に大規模で複雑なビジネスであるOld Mutualは、従業員のために企業文化を刷新し、長年アップグレードされていなかった古いシステムやプロセスに大きな転換が必要であることに気づきました。顧客や従業員に影響を与えることなく、顧客が最も便利な方法でOld Mutualにアクセスできるようにするため、サービスを効率化し、最新化する必要がありました。
Old Mutualは、SS&C Blue Prismと戦略的パートナーシップを組むことで、デジタル従業員のチームが顧客のニーズに迅速に対応できるようになりました。これは、レガシー環境と新しいプラットフォームの橋渡しとなり、一貫した顧客満足度の提供に役立っています。また、このテクノロジーによって、迅速な開発と導入が可能になり、顧客のニーズの変化や外部市場の力に迅速に対応できるようになり、次のことを達成しました。
Old Mutualは現在、SS&C Blue Prismとのパートナーシップにより、200台以上のデジタルワーカーを本番環境に配備し、従業員にとって時間のかかる反復作業の多くを排除しています。デジタルワーカーのおかげで2200万分の時間を節約できたため、Old Mutualの従業員は原点に立ち返り、顧客への対応に集中できるようになりました。
「私たちはデジタルトランスフォーメーションを推進し、イノベーションやデジタル化、顧客データを慎重かつ効果的に活用することにより、デジタルエンゲージメントの向上や質の高い顧客サービスを実現してきたことを誇りに思っています。これらはすべて私たちの受け継いだ豊かな遺産、地域との深いかかわり、そして176年の間に得た知恵を基礎としたものです。
Old Mutualチーフカスタマーエクスペリエンスディレクター, LinkedIn
単一プラットフォームでROIを加速させる方法についてさらに詳しくは、今すぐご連絡ください。
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