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MMC:インテリジェントオートメーションにより新規顧客のオンボーディング体験を向上
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"アルゼンチンでは、ローンの処理と資金の提供をわずか2分で行えるのは当銀だけだったので、当初から高い評価を得ることができました。"シルヴィナ・モンテマルティーニ氏(Silvina Montemartini) RPA責任者
アルゼンチンの大手金融機関、Santanderは、370万人の顧客に銀行サービスを提供しています。新型コロナウイルス感染症による危機のさなか、アルゼンチン政府は2020年に緊急資金を提供することを決定しました。融資を受けるには、銀行を通じた申請が必要でしたが、各銀行がこのプロセスについて知らされたのは、わずか48時間前のことでした。Santanderは、雪崩のように殺到する申請の量に、通知からわずか2日間でどのように対処したのでしょうか。同社が目を向けたのがBlue Prismデジタルワークフォースです。
新型コロナウイルス感染症は世界中の経済に重大な混乱を引き起こしており、アルゼンチンも例外ではありませんでした。この事態に対応するため、アルゼンチン政府は中小企業向け緊急資金を提供するよう迅速な対応を行いました。この融資は先着順で提供され、企業は銀行を通じて申請する必要がありました。先着順であることから、各銀行は申し込みが殺到するであろうと考えました。また、事態が差し迫っていたため、政府がこの新たな取り決めについて銀行に通知したのは、実施のわずか48時間前のことでした。
もう一つの課題は、融資の返済予定日から2か月後に浮かび上がりました。一部の申請者が期限内に返済しなかったのです。サードパーティであるFogarは各融資を保証しており、SantanderがFogarに対し、債務を移転することになっていました。ところが、債務を移転するためには、銀行が時間のかかる緻密な手続きを行う必要があり、必要な期間内にこれを実行することは事実上不可能でした。
Santanderには、予想されるすべての融資申請を処理するのに十分な人員を追加する時間がありませんでした。そこで、すでに導入していたリソース、つまりBlue Prismデジタルワークフォースを利用することにしました。Santanderではデジタルワーカーがすでに稼働しており、さらに500件の再利用可能なオブジェクトのライブラリが維持されていたため、2日間でソリューションをデプロイすることができました。
Santanderは、すでにアルゼンチン国内で例年約3,000件の融資申請を受け、処理していました。新型コロナウイルス感染症関連の助成金への申請が始まった後は、3か月間で12万件の申請を処理することが必要になりました。インテリジェントオートメーションのおかげで、融資1件あたりわずか2分で簡単に資金提供まで完了することができました。
多くの企業が債務不履行に陥った際にも、デジタルワーカーがSantanderの支援にあたりました。債務移転の厳しい時間枠が設定されているなかで、デジタルワーカーは、すべての事務処理を迅速かつ正確に処理するのにうってつけでした。Santanderは、インテリジェントオートメーションによって、損失として処理された可能性のある不良債権のうち、最大80%を移転することができました。その結果、期限内に対応し、不良債権をすべて移転し、競争優位性を高めることに成功したアルゼンチン唯一の銀行となりました。
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