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ブログ | 2022年05月25日

先進的な自動化機能による、ROIと従業員体験の向上

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先進的な自動化機能により、企業のROIが2倍に向上、従業員体験が52%改善

ハイパーオートメーションを可能にする技術の市場は急速に成長しており、今年は約6,000億ドルに達すると予想されています(※1)。SS&C Blue Prism がスポンサーとなって実施された調査「Everest Group Pinnacle Model®」は、企業が先進的な自動化機能に投資することによって得られる財務面、運用面、戦略面でのメリットを明らかにしています。

自動化は、変化の激しい今日の経済環境で必要とされる競争力と機敏性を維持するために、企業にとって不可欠なものとなっています。Pinnacle Model 調査によると、インテリジェントオートメーション(IA)の開発を優先する企業は、運用効率、従業員の生産性、顧客体験に最も改善が見られます。

本調査では、先進的なIA能力によって優れた成果を達成した企業を「Pinnacle Enterprises」 と定義しており、次のようなことが判明しました。

  • IA技術の統合を推し進める企業は、自動化に消極的な企業と比較して、2.3倍の投資収益率、3.7倍のコスト削減効果を出しています。
  • 自動化前と比較すると、運用指標は62%改善されています。これには、従業員の生産性、運用効率と品質の向上、ターンアラウンドタイムの改善、プロセスのガバナンス確保や規制、コンプライアンスの強化など、ビジネスパフォーマンスのすべての主要項目に及んでいます。
  • 2年半の期間で収益がほぼ倍増しており、IAによる事業運営への影響が顕著に表れています。
  • 顧客体験は55%、従業員体験は52%向上しています。

IAは、ビジネスをより速く、より少ないエラーで運営できるようにするだけのものではありません。人の能力の可能性も最大化します。企業は俊敏性とレジリエンスを構築しながら、それまで実現することができなかった成果と目標を達成できるようにします。

Pinnacle Enterprisesは、市民開発をIA戦略の最重要な要素と捉えており、その90%がスキルアッププログラムとイノベーションの促進に投資していることも示しています。Pinnacle Enterprisesの半数において、自動化以前と比較して従業員体験が60%向上しています。その他の企業では11%に留まっている状況からすると、自動化への投資は、従業員が抱える不満(※2)解消にあたる重要な指標であり、仕事に対する目的意識と満足度の向上、さらに人材の確保に貢献しているといえます。

本調査では、RPAだけでは自動化の可能性を最大限に引き出す能力に欠けていることが浮き彫りになりました。自動化に投資したすべての企業においていくつかの改善が現れていますが、Pinnacle Enterprisesでは、IDPやプロセスマイニング、会話型AIなどの高機能なIA技術の統合が他社との差別化を図り、大幅な成果をもたらしたとしています。

本調査に参加した企業のグローバルビジネスサービス デジタルトランスフォーメーションと戦略の責任者は、次のようにコメントしています。「当初、IAのコスト削減は低く、年間約10,000米ドルでした。しかし、それから5〜6年が経過した現在では年間100万米ドルを削減するまでになりました。また、従業員の能力を大幅に高め、より価値の高い仕事に就けるようになりました」

本調査は、先進的な機能を備えたインテリジェントオートメーションがビジネスを変革できる力を示しています。私たちは人に投資することを信じており、これらの結果は、従業員のスキルアップ、そしてリ・スキリングするためのオンライントレーニングコースなどのさまざまなリソースを通じて、開発の内製化に成功できることを示しています。本調査は、インテリジェントオートメーションがビジネス戦略と人に与える効果と、事業を展開する上での重要性を明らかにしてくれることでしょう。

※1 Gartner Forecasts Worldwide Hyperautomation-Enabling Software Market to Reach Nearly $600 Billion by 2022 - Gartner, April 28, 2021

※2 ‘Great Attrition’ or ‘Great Attraction’? The choice is yours – McKinsey & Company, September 8, 2021

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