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ブログ | 2021年03月08日

RPAベンダーの選び方

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チェックリスト6項目:適切なインテリジェントオートメーションとテクノロジーのプロバイダーを見つける

インテリジェントオートメーションを導入するためのRPAベンダーの選定は、マーケットに多くのオプションがあることを考えると難しい選択になるかもしれません。

ベストオブブリードのドキュメント処理を実現でき、他社アプリケーションとの統合がサポートされるプラットフォームが必要か?自然言語処理が必要か?複雑な業務ニーズに対応できないとしても、簡単なオールインワンソリューションの導入を希望するか?

RPAベンダーの多くは、自動化の基本を学べるエントリーレベルのプラットフォームを提供しているが、企業が成熟したときに完全なソリューションに拡張できるか?

さらに複雑な問題として、RPAソフトウェアを選択する前に調べておきたいことがあるかもしれません。

  • デスクトップ上で動作するのか、安全なデータセンターの中でだけ動作するのか?

  • クラウド上で動作するのか、オンプレミスで動作するのか?

  • 業務部門が導入作業を担当するのか、IT部門でソリューションのプログラミングを担当するのか?

  • プラットフォームの安全性は?

  • 小さく始めて事業拡大とともに大規模に展開できるか?

  • オートメーションはどのくらい賢いか?

  • 複雑なソリューションをすばやく開発するために、現行システムとのコネクターが用意されているか?

  • RPAベンダーはどの程度導入サポートや支援を提供してくれるのか?

これらすべての質問に対する回答が得られるなら、どのRPAベンダーがインテリジェントオートメーションプログラムの構築を支援してくれるのか、十分な情報を得た上で決断できるはずです。

ここでは、RPAベンダーのチェックリストとなる6項目の重要な検討事項について、さらに深く掘り下げて考えてみましょう。

1.有人オートメーション対無人オートメーション

いくつかのソリューションは、オートメーションヘルパーとして従業員のデスクトップ上で動作します。このオプションでは、デスクトップユーザーが自動化スクリプトをすばやく実行することで、普通は面倒な日常的なタスクをやらないで済むようになります。この種のオートメーションヘルパーは、従業員のワークステーションで人間と一緒に作業を行うことから、一般に有人オートメーションと呼ばれています。

たとえば、有人オートメーションのソリューションでは、一日の始めにスクリプトを実行してすべてのアプリケーションにログインしたり、複数のウェブサイトやアプリケーションのデータを同時に検索したりすることができます。この種のオートメーションでは、その人のログイン認証情報を利用して、日常タスクをすばやく実行し、時間を節約します。

オートメーションの動作中は従業員が起動や監視をする必要がないように設計されたソリューションもあります。このオプションでは、オートメーションの操作に人間が関与する必要がなく、従業員のデスクトップ以外の場所で実行されることから、一般に無人オートメーションと呼ばれています。

人間の従業員と同様に、各デジタルワーカー(またはロボット)には、システムにログインするための独自のワークステーションと認証情報が割り当てられます。人間の従業員と同様に、これらのデジタルワーカーには、各システム内で特定の権利や権限しか付与されていません。

これによりロボットや人間が別々に行った作業を詳細レベルで監査できます。デジタルワーカーが行う作業については、人間が偶然に介入することもなく、既定のプロセスに沿って確実に実施されます。デジタルワーカーを活用することで、権限のない人の目に触れる可能性を心配することなく、機密データを処理できます。

2.クラウドインフラ対オンプレミスインフラ

柔軟性の高い自動化プログラムの構築では、所期の成果の達成を支援するために1つ以上の導入オプションの選択が求められるかもしれません。

たとえば、大量の金融取引を管理する銀行では、プラットフォームをファイアウォールで管理することで、オートメーション環境を保護したいと考えるかもしれません。その場合は安全なデータセンターに導入します。ただし、チャットボットやモバイルアプリケーションでの顧客応対も自動化したいと考えた場合は、自動化プラットフォームはクラウド上に導入してオンデマンドですばやく拡張できるようにすることが求められます。

いずれにしても、プラットフォームのネイティブ機能で両方のシナリオをサポートできる柔軟性が必要です。

3.業務主導対IT主導

RPAベンダーは、トレーニングを受けた業務ユーザーが直接オートメーションを構築して機能分野をサポートする「ノーコード」のソリューションを活用するように経営陣に直接働きかけるか、IT部門を通してオートメーションを開発する「ローコード」のソリューションを活用できます。

業務部門に権限を与え、個別のプロセスに対応するソリューションをすばやく開発することで、RPAソリューションの導入を大幅にスピードアップし、組織に大きなメリットをもたらすことができます。IT部門はシステムの変更管理やプログラミングに精通しているとはいえ、ITチームと連携することで、自動化により現行システムの負荷に与える影響や自動化プログラムの管理にどんなことが関係するかを理解しておくことが重要といえます。

業務部門とIT部門の双方が関与するセンターオブエクセレンスを構築することは、自動化で真の価値を実現するための効果的な方法になります。

4.RPAとインテリジェントオートメーションのセキュリティと拡張性

多くのRPAベンダーは、すばやく簡単な自動化プログラムの導入を約束しています。魅力的に思えるかもしれませんが、慎重に行動しないと組織を新たなリスクにさらすおそれも生じます。RPAベンダーについては、インテリジェントオートメーションの柔軟かつセキュアな導入サービスを提供しているかを検討するとともに、プラットフォームで組織を保護する方法について理解しておくことが重要です。ロボット作業をすべて検証するためのアクティビティログがシステムで用意されているかを確認しましょう。

システムのセキュリティ保護は不可欠ですが、簡素化と拡張性の両方を実現できるRPAベンダーのソリューションも欲しいと思うでしょう。自動化プログラムが成功すると急速に展開していくため、選定するRPAベンダーは急速な展開に対応でき、業務を引き続きサポートする能力があることを確認しておく必要があります。顧客のインテリジェントオートメーションプログラムを拡張する点で実績のあるRPAベンダーを探しましょう。

5.テクノロジーを融合するインテリジェントオートメーション

シンプルなオートメーションの構築はどんなRPAベンダーでも実現できますが、インテリジェントオートメーションを確実に導入するにはどうすればよいでしょうか?最も信頼性の高いRPAベンダーは、組み込み機能だけでなく、最も人気のあるベストオブブリードのテクノロジープラットフォームに接続するためのプラットフォームも提供します。こうすることで簡単な自動化から始めて、ドキュメント処理、フロントオフィス応対、およびコンタクトセンターの組み込みソリューションを使用して徐々に開発を進めるか、コネクターに接続して無限の可能性が生まれます。

インテリジェントオートメーションとハイパーオートメーションでは、システムとの連携を強化できます。人工知能や機械学習プラットフォームを活用し、それらを融合させ、組み合わせて業務ニーズに合わせたソリューションを提供します。成熟したRPAベンダーを活用することのメリットは、このように自動化を小さく始めて、複雑でも魅力あるソリューションに大きく成長させることのできる、柔軟性の高さにあります。

6.必要なときに受けられるサポート

自動化のジャーニーを始めるにあたり、RPAプロバイダーがトレーニングを提供していること、また似たような状況にいるユーザーや専門家からなる活発なコミュニティで導入、プロセス設計、オートメーションの運用に関する質問の回答が得られるかどうかを確認しましょう。信頼できるRPAベンダーであれば、24時間365日の企業サポートを提供しているため、安心して自動化プログラムを構築できます。結局のところ、ソフトウェアに投資して終わり、では不十分です。企業の成功をサポートしてくれるRPAベンダーを選ぶ必要があります。

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RPA入門シリーズ

このブログ記事は5部からなるシリーズの第3部です。以下の最初の2部の投稿もご覧ください。後の2部もお楽しみに!


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