事例
プルーデンシャル シンガポール:RPAを活用して 二酸化炭素排出量を削減
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この金融サービスプロバイダーが提供するインテリジェンスは、情報に基づくビジネス上の意思決定を支援するものとして、世界中の組織で利用されています。組織は、同社が共有している主要データに基づいて、取引先にすべき相手を選ぶことができます。この判断に際して重視されるのが、環境・社会・ガバナンス(ESG)の取り組みに対する組織の姿勢です。各組織について最新のESGレポートを作成することは膨大な作業です。同社はインテリジェントオートメーション(IA)を使用して、このプロセスを最適化しています。
この金融サービスプロバイダーでは、レポート対象組織についての最新のESGデータを入手できるようにするため、ESG管理チームが同社のESGデータ分析エンジンからレポートを作成しています。Excelベースのこれらのレポートは、データ品質目標が達成されているかどうかを経営陣が判断するのに役立つ重要なツールであり、正確なデータを顧客に提供することが非常に重要です。ただし、ESGレポートには最大20年分のデータが含まれる場合があるため、Excelファイルは膨大なサイズになります。ファイルのサイズが大きいと、毎日のダウンロードやファイルの作成に非常に多くの時間がかかります。上級マネージャーによるレポートの作成に1時間以上かかり、望ましい間隔でレポートを作成できないことも少なくありません。さらに厄介なことに、データが最新かつ正確であり、会社の厳格なデータ基準に準拠していることを保証するため、レポートには24時間という厳格なSLAが設定されています。
この金融サービスプロバイダーは、SS&C Blue PrismデジタルワーカーのチームにESGレポートの作成を依頼しました。デジタルワーカーはまず、内部システムから必要なマスターレポートをダウンロードします。レポートはSharePoint上の中央の場所に保存されます。次に、デジタルワーカーは各マスターレポートをレビューし、事前定義されたビジネスロジックに基づいて関連するレポートをフィルタ処理し、レポートを経営陣と共有します。
このようにレポートワークフローがデジタルワーカーによって最適化され、経営陣は正確な最新情報を把握できるようになりました。デジタルワーカーによって節約できたマネージャーの時間は22,000時間にも及び(この数字は今も増え続けています)、マネージャーは他の優先事項に集中できるようになりました。また、レポート作成の所要時間が75%短縮されました。
デジタルワーカーがESGチームに代わって行っている作業は他にもあります。たとえば、複数のソースやWebサイトからのESGデータの照合、ESGデータが会社のESG Webサイトで使用するのに適切な形式であることを確認するためのデータモデリングの適用、複数のプラットフォーム間でのデータの移行などです。250台のデジタルワーカーは、同社のあらゆる部門と世界中の地域に配備されています。デジタルワーカーのおかげで、昨年は30万時間を超える作業が効率化され、あらゆる部門の従業員がより複雑で有意義な業務に時間と労力をかけられるようになりました。
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